凧
风筝
凧は、古代では「紙鳶」、「鷂子」とも呼ばれ、中国人が発明したものである。およそ2,000年前に、中国の名匠、魯班は竹と木を使って飛ぶ木のかささぎを作った。五代になると、李邺は紙を使って「紙鳶」を作り、糸を付けて空を飛ばせた。
风筝,古时候也叫纸鸢(yuan)、鹞(yao)子,是中国人发明的。相传2000多年前,中国著名的能工巧匠鲁班用竹木削制成了会飞的木鹊。五代时,李邺(ye)用纸扎糊成纸鸢,用线放飞到天空。
その後、人々は「紙鳶」の頭部に弦を付け、風に吹かれると、古筝のような音が出るので、「紙鳶」を「風筝(凧)」と呼び始めたのである。風は制作されてから、最初は軍事と通信のために利用された。
后来,古人又在纸鸢头上安了丝弦,风吹丝弦,发出了好像古筝一样的声音,从此,人们把纸鸢称为风筝。风筝出现以后,曾经被用来为军事和通信服务。
北京、天津、山東濰坊、江蘇の南通と広東の陽江などは、中国凧の名産地である。凧を作るのには、まず細い竹で骨を作り、それに紙や絹を貼り、最後に美しい絵を描くのである。風の制作のには精巧な技術が必要だが、凧を揚げるためには優れた腕も必要である。二つそろってはじめて、凧を空におおらかに自由に飛ばすことができる。
北京、天津、山东潍坊、江苏南通和广东阳江等地,是中国风筝的著名产地。制作风筝,要先用竹条捆扎风筝的骨架,再把纸或绢糊在骨架上,然后画上色彩均匀的图案。制作风筝需要十分精巧的技艺,每放飞风筝也要有独到的技术,这样,才能使风筝在空中自由平稳地飞翔。
中国は凧の種類が多く、鳥、獣、虫、魚など動物のような形をしたものがあり、よく見られるのは燕、蝶々と鷹の形をしたものである。また、「孫悟空」のような神話的人物を題材としたものもある。さらに、ムカデと竜の形をした長い凧もあり、一番長いのは30メートル以上にもなり、空に上がると、巨大な竜が飛んでいるようで、素晴らしい景色が現出する。
中国的风筝品种式样很多,有禽、兽、虫、鱼等动物形风筝,最常见的是燕子、蝴蝶和鹰形风筝;也有以“孙悟空”等神话人物为题材的风筝;还有一种蜈蚣或龙形的长串风筝,最长的有30多米,升上天空后,就像巨龙凌空飞舞,十分壮观。
凧揚げは体の健康に良いスポーツとして、世界中の多くの国で流行っている。中国人は凧揚げを愉快なゲームで体に良い体育活動としているだけでなく、美しい見事な凧を壁にかけて観賞もするのである。現在、中国の凧は日本や東南アジア、欧米の多くの国に販売され、世界各国の人々から人気を集めている。
放风筝是一项有益于身体健康的体育活动。所以,世界上许多国家十分流行放风筝。中国人不仅把放风筝当作有趣的游戏和有益于身体健康的体育活动,也常常把精美艳丽的风筝挂在墙壁上欣赏。目前,中国的风筝已经远销到日本以及东南亚和欧美的许多国家受到了世界各国人民的欢迎。